サッカーではポジションごとに役割分担がなされる競技です。
もちろん、必ず決まった役割があるというわけではありませんが、11人で行うチームワークが試される競技でもあるので、この役割分担が出来ているチームとそうでないチームとでは強さが全く違うといってもいいでしょう。
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しっかりとした役割分担が出来ていると、個人の能力以上にその力を発揮することが出来ます。
ここでは、トップ下といわれる人の役割とSTの役割について解説をしていきます。
これらは最も目立つ花形ともいえる役割でもあるため、人気も高くサッカーをする人の憧れのポジションですのでしっかり学んでおきましょう^^
トップ下の役割&動き方

トップ下の役割は決定的なチャンスを作り出すことです。
サッカーはバスケなど他のスポーツと比べてもなかなか得点を入れることが難しい競技です。
相手がしっかりと守りを固めているチームだと、ますますゴールを決めることは難しくなります。
そこを何とかして、決定的なチャンスを作り出すことが求められるのがこのポジションです。
トップ下の役割は『おとり』
トップ下の選手は自らがおとりとなって敵を引き付ける役目が多くなるでしょう。
自らが敵のゴールに切り込んでいく時にもおとりの役として切り込んでいくことが多く、敵を自分に引き付けてチャンスを広げて、最終的にはゴールを決めるストライカーにパスを出すということが多い仕事です。
そのためトップ下の選手には走る事が求められることになります。
敵がゴール前を固めている時は、サイドを走って敵をゴール前から引き出すという役割をしますし、敵がサイドに広がっていれば中に切れ込んでいくということをします。
ストライカーはシュートを打ちゴールを決めることが主な仕事となりますから、このストライカーにマークが付かないようにしなければならないのです。
敵につかれるとどんな優秀なストライカーもなかなかゴールを決めるのは難しくなるので、敵をストライカーから引き離すということがこのポジションの仕事となります。
トップ下の選手の活躍自体でそのチームの得点力が決まるといっても過言ではないですね^^
また、敵にボールが奪われた時は最初のディフェンダーとして前線からボールを持っている選手にプレスに行かなければならないので、最もスタミナが必要とされるポジションであり、攻守ともに重要な役割を果たしています。
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STの役割&動き方
STはストライカーの略でゴール決めるハンター的役割です。
基本的には敵のゴールの近くにいてボールが来るのを待ち、これを敵のゴールに押し込むという役目をすることになります。
ただ、最近はどんどんとSTの役割が複雑かつ多くなっていることがあって、単にゴール前にいて味方からのパスを待っているだけではなく、おとりとなって自らスペースを作ったりすることも求められています。
また、味方の最前線拠点としてボールを確保し、味方が前線にあがってくるまでの時間を稼ぐというような役割も求められています。
冒頭でも話したようにサッカーはバスケなど他のスポーツと比べると得点を奪うことが難しい競技なので、いかにゴール前でこのストライカー仕事をさせないか、させるかの戦いになるということがいえます。
周囲の選手が連動して動いてスペースを産み出し、ストライカーが活躍するような展開になるとそのチームが勝てるというわけです。
ストライカーに頼り切ったチームでは勝てない
昔はストライカー1人の力でゴールを決めるということも多かったのですが、最近ではますますサッカーの戦略が研究されてきて、一人でゴールを決めることが難しくなってきています。
なので、トップ下の選手におとりになってもらったり、場合によっては味方のディフェンダーの選手にオーバーラップをしてもらうなどして、ストライカーがパスをもらうスペースを作り出してもらい、ゴールを決めるような戦術が現代的です。
まとめ
今回は、トップ下といわれる人の役割とSTの役割について簡単に解説させていただきました。
サッカーにおいてはポジションごとに役割というものが決まっていて、それを選手がどう理解し果たしていくかで勝敗が決まるといってもいいぐらい組織力が試されるスポーツです。
トップ下は自らおとりとなってストライカーが自由に動けるスペースを作ることが求められ、ストライカーには見方が作ってくれたスペースに走り込んでゴールを決めるということが求められることになります。
しかし、その役割は試合の局面によって変化するので、個々の選手が柔軟にその役割を変化させながら果たしていくということも求められます。
なので、練習試合などでいつもと違うポジションでプレーしてみるのも良いかもしれませんね^^
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
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p.s.
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STは一般的にはセカンドトップのことを指しているのではないでしょうか?記事にもありますが現代サッカーではポジションごとの役割が細かくなっているので、センターフォワード・セカンドトップ・ウイングというように使い分けることが多いと感じます。
コメントありがとうございます!
返信が遅くなってしまい申し訳ありません、、
k.kさんのおっしゃるとおりSTの認識を改めた方が良いかもしれませんね^^
勉強しなおします(笑)